Pipedriveの運営会社を分析

Pipedriveは、IT先進国として知られるエストニア発の企業です。

エストニアは、こちらのブログでも紹介されているように、世界有数のIT先進国として知られています。例えば、役所の手続きはすべてオンラインで行える電子政府を実現し、ブロックチェーン技術を実運用している国です。このような革新的な環境から生まれたPipedriveは、最先端のテクノロジーと優れたユーザー体験を融合させています。

会社概要

会社名は「Pipedrive Inc」、プロダクト名は「pipedrive」です。

Pipedriveは上場していませんが、急成長を遂げているベンチャー企業です。

企業情報は、ベンチャー企業のデータベースであるCrunchbaseに掲載されています。

プロダクト

カテゴリ:CRM, SaaS, SFA, Software

世界中の営業チームに選ばれる、次世代の営業支援ツールです。

強固な財務基盤

Pipedriveは後期ステージのベンチャー企業で、シリーズCまで資金調達を完了しています。

累計調達額は$81.2M(約90億円)。この規模の資金調達は、ビジネスモデルの健全性と将来性が投資家から高く評価されている証です。

評価額を一般的な倍率で計算すると、時価総額は約$812M(約900億円)規模の企業と推定されます。

多言語対応も積極的に行われており、世界マーケットへの本格的な拡大フェーズにあります。IPO(株式公開)も視野に入れた成長段階にある企業といえるでしょう。

信頼できる開発・サポート体制

IPO直前レベルの企業規模を持つPipedriveは、開発体制とサポート体制が非常に充実しています。安心して長期的に使用できるSaaSツールをお探しの方にとって、この企業規模と安定性は大きなメリットです。

競合との比較

参考までに、同じCRM市場で先行するHubSpotを見てみましょう。

HubSpotの発行済み株式数は約38,793,000株、現在の株価$152.8を前提にすると、時価総額は約$5.9Bです。Pipedriveの推定評価額の約13倍となります。この数字からも、Pipedriveがまだ大きな成長余地を持つ企業であることが分かります。

従業員数

101人〜250人

成長フェーズにある企業として、適切な規模の開発・サポートチームを擁しています。

グローバル展開

現時点では日本支社はありませんが、公式サポートは英語で対応しています。

なお、パートナープログラムが用意されており、今後は代理店を通じた日本市場でのサポート体制の拡充も期待されます。

まとめ

Pipedriveは、IT先進国エストニアから生まれ、約90億円の資金調達を完了した信頼性の高いSaaS企業です。世界市場への本格展開を進めており、今後さらなる成長が期待される営業支援ツールのリーディングカンパニーといえるでしょう。